2006年04月22日

謝赫(しゃかく)--絵画法--

岡倉天心1863-1913
tenshin okakura

「東洋の理想」(13)


<謝赫(しゃかく)--絵画法-->
「五世紀の謝赫は、画法の六法を定めているが、
その中で、自然を写し描くという観念(応物象形)は、
他の二つの主要な原則の補助たるべきものとして、
第三位に落ちている。
その第一は「事物の律動を通じての精神の生命的躍動
(気韻生動)である。
・・・
第二の法は、構図と線描とに関するもので、「骨と筆
づかいの法則」(骨法用筆)と呼ばれている。
これに従えば、創造的精神は、降って絵画的意想の中
に入るとき、有機的な構造をとらなければならないの
である。」

panse280
posted at 13:27

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字