2006年04月17日

すき間に入る、ということ

岡倉天心1863-1913
tenshin okakura

「東洋の理想」(9)

<すき間に入る、ということ>
「養生の術の秘訣は、抗争非難することに
あるのではなくて、いたるところに存在する
すき間に入り込むことにある」(荘子)
(例文:「包丁」)
「かくして彼(荘子)は儒教の制度習俗を
嘲(あざわら)っているのであり、それらは
単に有限の努力にすぎず、没個の気の広大な
領域を到底おおうことはできないというので
ある。」

panse280
posted at 21:55

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