2006年03月21日

床の間

岡倉天心(覚三)1863-1913
tenshin okakura

「茶の本」(12)

<床の間>
「禅院の仏壇は、床の間ー絵や花を置いて客を
教化する日本間の上座ーの原型であった。」


禅院の会堂は、中央の壁の凹所、仏壇の後ろに禅宗の
開祖菩提達磨の像か、または祖師迦葉と阿難陀をし
たがえた釈迦牟尼の像以外は何の飾りもない。
茶の湯の基をなしたものは、菩提達磨の像の前で
同じ碗から次々に茶を飲むという禅僧たちの始めた
儀式であった。

panse280
posted at 19:01

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