2006年01月24日

外見の道徳

三島由紀夫1925-1970
yukio mishima

「葉隠入門」(6)


<外見の道徳>
「とかく武士は、しほたれ草臥(くたび)れ
たるは疵(きず)なり。
勇み進みて、物に勝ち浮ぶ心にてなければ、
用に立たざるなり。」

武士道というものは、そのしおたれ、くたびれ
たものを、表へ出さぬようにと自制する心の
政治学であった。
健康であることよりも健康に見えることを重要と
考え、勇敢であることよりも勇敢に見えることを
大切に考える、このような道徳観は、男性特有の
虚栄心に生理的基礎を置いている点で、もっとも
男性的な道徳観といえるかもしれない。(三島)

panse280
posted at 19:45

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