2006年01月13日

子孫に美田を残さず

老子 BC500頃
roushi

「老子」(13)


<子孫に美田を残さず>>

後漢時代、疎広という人物がいた。
皇太子の学問指導を行い、皇太子の学問が
進歩したのを見届けて辞任届けを出した。
「吾聞く、足るを知れば辱められず、止まる
知れば殆からず、功遂げ身退くは天の道なり、と。
今、官に仕えて二千石に至り、宦成り名立つ。
かくの如くして去らざれば、おそらくは後悔
あらん」
郷里に帰り、朝廷から賜った金品を惜しげもなく
散じた。

「子孫に余分な財産など残してやるのは、怠惰を
教えるようなもの。賢にして財多ければその志を
損ない、愚にして財多ければ、その過ちを益(増)す。
それでなくても、富める者は人の怨みを買いやすい。
わしは子孫が過ちをかさねたり怨みを買ったりする
ことを願わないのだ。」


付記:「大西郷全集」七言絶句「偶成」より(西郷隆盛)

我が家の遺法、人知るや否や、児孫のために美田を買はず。
吾家遺法人知否  不爲兒孫買美田

panse280
posted at 23:58

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