2005年12月19日

虚・深・単純

荘子bc369-bc286
soushi

「荘子」(96)


<虚・深・単純>
人、みな先を争うが、私は後がよい。
人、みな実を取りたがるが、私は空っぽがよい。
空っぽだからこそ余裕が生まれる。
人、みな真っ直ぐに幸福を求めるが、
私は、曲がりくねった我が道をゆく。
私は奥深く、シンプルなものを根本としている。
「かたいものは砕けやすく、鋭いものはつぶれやすい」
常に寛容を心がけ、他人をおびやかさない。
それが一番だ。



人は皆、先を取るも、己は独り後を取る。
人は皆、実を取るも、己は独り虚を取る。
蔵するなきなり、故にあまりあり。
人は皆福を求むるも、己は独り曲にして全(まった)し。
深を以て根本となし、約を以て紀となす。
いわく、堅(かた)ければすなわちこぼたれ、
鋭(するど)ければすなわち挫(くじ)かる、と。
常にものに寛(ひろ)くして、人に削(せま)らず。
至極というべし。

panse280
posted at 21:00

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