2005年11月28日

列子先生と妻との喧嘩

荘子bc369-bc286
soushi

「荘子」(75)

<列子先生と妻との喧嘩>
列子先生は貧乏のどん底にいた。食客の一人が宰相に
進言した。列子先生のような道をそなえた人物を貧乏
にさせておいては、人材を愛しないという悪い評判が
たちます、と。
そこで、列子先生に贈り物を届けた。しかし、先生は
受け取らなかった。
使者が帰った後、妻はそれに文句を言った。
「私は、有道者の妻子ともなれば、みな安楽な生活が
送れると聞いていました。ところがいま飢えに苦しん
でいるのです。殿さまはわざわざ使者をよこされてあ
なたに食料を贈られましたが、あなたはお受けになり
ません。貧乏ぐらしの運命というものでしょうね。」
列子先生は笑って彼女に話しかけた、「殿は自分でこ
のわしを認めたのではない。他人のことばに従ってわ
しに穀物を贈ったのだ。
してみると、わしを罪におとす場合にも、また他人の
言いなりになることだろう。わしが穀物を受け取らな
かったのは、そのためだ。」

panse280
posted at 23:08

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