2005年11月19日

最高の知識とは

荘子bc369-bc286
soushi

「荘子」(66)


<最高の知識とは>
「学ぶ者は、その学ぶあたわざる所を学ぶ。行う者
は、その行うあたわざる所を行う。・・・
知はその知るあたわざる所に止まれば、至れり。
もしこれにつかざる者あれば、天鈞(てんきん)
これを敗(やぶ)らん。」


学ぶということは本来学ぶことが出来ないことを
学んでいるのである。行うということは本来行う
ことの出来ないことを行っているのである。・・・
知識については知ることの出来ないところでその
まま止まっているのが、最高の知識である。
もし、さらに追求すれば自然の平衡(バランス)を
こわすだろう。


補記:哲学者ヴィットゲンシュタインの格言
「語り得る事柄については雄弁に語れ、
語り得ない事柄については沈黙せよ」

panse280
posted at 09:58

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