2005年10月24日

楽しみと楽しさ

荘子bc369-bc286
soushi

「荘子」(41)

<俗のたのしみ>
それ天下の尊ぶところのものは、富・貴・寿・善なり。
楽しむところのものは、身の安き・厚味・美服・好色・
音声なり。
いやしむところのものは、貧・賤・夭・悪なり。
苦しむところのものは、身の安逸を得ざる、口の厚味
を得ざる、形(からだ)の美服を得ざる、目の好色を
得ざる、耳の音声を得ざることなり。

<最高の楽しさ>
世俗の人々の楽しみが本当に楽しいのか私には
わからない。だれもかれもが群れをなしてそれ
に向かうありさまは夢中でとめどがない。
だれもが楽しんでいることを私は楽しんでいな
いが、楽しまないというのでもない。
私は思うのだが、無為(作為をしない)でいて
こそ本当に楽しいのだ。
ところがこれがまた世俗の人々にはとても苦痛
なことなのだ。
だから「最高絶対のたのしさには(世間的な意味
での)楽しさはなく、最高絶対の名誉には(世間
的な意味での)名誉はない」と言われている。


panse280
posted at 21:02

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字