2005年10月21日

大人は己なし

荘子bc369-bc286
soushi

「荘子」(38)


<道人は聞こえず、至徳は徳とせず、大人は己なし>
「道人(道を体得した人)は名声のあがることが
なく、至徳(最高の徳に達した人)は徳を得たお
もむきがなく、大人(偉大な人)は私心をもたない」

昔?の日本には「徳を得たおもむきのない」老人が
いた。至徳の人である。

欧米の老人には、この至徳の人は皆無である。
これが、「欧米人に禅が理解されるには少なくとも
200年はかかる」(鈴木大拙)という意味である。


panse280
posted at 22:01

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