文字や言葉が伝えられること
荘子bc369-bc286
soushi
「荘子」(33)
<文字や言葉が伝えられること>
「目で見て見えるものは物の形と色であり、
耳で聞いて聞こえるのは物の呼び名と音声
である。
世間の人々は、物の形と色、呼び名や音声
で事物の実情がわかる、と思っている。」
「本当に知っている人はそれを言葉で説明
しようとはしないし、説明する人は実は何も
知ってはいない。」
言葉というものは、真実を伝えることができない、
ということが解っていないと、言葉というもの
を本当に使うことはできない。
古典は、実によくできた言葉の取扱説明書である。