2005年10月09日

世界のはじめ

荘子bc369-bc286
soushi

「荘子」(30)

<世界のはじめ>
泰初に無あり。有もなく名なし。・・・

天地の始めに「無」があった。
存在するものは何もなく、名前もなかった。
そこに「一」が起こったが「一」はあっても
まだ形はなかった。
万物はこの「一」を得ることによって生まれて
いるが、それを徳という。
まだ形のない「一」に区分ができ、つぎつぎと
万物に宿っていって少しの洩れもない、
それを運命という。
「一」は流動して物を生みだすが、物ができて
その物の理(すじめ)ができると、それを形と
いう。
形体が精神を宿すとそれぞれに固有の法則がで
きる、それを本性という。
本性がよく修められると本来の徳にたちもどり、
徳が極点に達すると気の始めに同化する。
同化すると空虚になり、空虚になると大きい。
人々のうるさい弁説をひとまとめにし、それが
まとまると天地とも合一する。
その合一はまったくぴったりした冥合で、まる
で馬鹿のようであり、白痴のようである。
これを玄徳(不思議な徳)といい、偉大な順応
に同化したものだ。


panse280
posted at 09:34

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