2005年09月24日

混沌(コントン)

荘子bc369-bc286
soushi

「荘子」(20)

<混沌(コントン)>
南海の帝をシュクといい、北海の帝を忽(コツ)といい、
中央の帝を混沌(コントン)といった。
シュクとコツとはときどき混沌の土地で出会ったが、
混沌はとても手厚く彼らをもてなした。
シュクとコツとはその混沌の恩に報いようと相談し、
「人間にはだれにも七つの穴(目、耳、鼻、口)が
あって、それで見たり聞いたり食べたり息をしたり
しているが、この混沌だけはそれがない。
ためしにその穴をあけてあげよう」ということになった。
そこで一日に一つずつ穴をあけていったが、七日たつと
混沌は死んでしまった。


panse280
posted at 11:44

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