2005年09月23日

名誉を受ける中心にはなるな

荘子bc369-bc286
soushi

「荘子」(19)

<名誉を受ける中心にはなるな>
名の尸(し)と為ることなかれ。
謀の府と為ることなかれ。
事の任と為ることなかれ。
知の主と為ることなかれ。
尽(じん)を体して窮(きわ)まりなく、
而して朕(かたち)なきに遊び、
その天より受くる所を尽くして、
得るを見ることなかれ。
ただ虚なるのみ。
至人の心を用うることは鏡のごとし。
送(おく)らず迎えず、応じて蔵せず。
故に能く物に勝(た)えて傷(そこな)わず。


名誉をうける中心にはなるな。
策謀を出す府(くら)とはなるな。
事業の責任者にはなるな。
知恵の主人公にはなるな。
窮極の立場と一つになってゆきづまることなく、
形をこえた世界に遊び、自然から受けたままを
十分に享受して、それ以上のものを得ようとはするな。
ひたすら虚心になるばかりだ。
至人(最高の人)の心のはたらきは鏡のようである。
去るものは去らせ来るものは来させ、相手しだいに
応待して心にとめることがない。
だからこそ事物に対応して我が身を傷つけないで
おられるのだ。


panse280
posted at 11:54

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