2004年07月17日

日本への回帰

与謝蕪村1716-1783
Buson Yosano

「郷愁の詩人与謝蕪村」
(萩原朔太郎)

正岡子規(1867-1902)によって発見さ
れ、萩原朔太郎によって再評価された。

菜の花や月は東に日は西に(蕪村)

春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな(蕪村)

月天心貧しき町を通りけり(蕪村)

西吹けば東にたまる落葉かな(蕪村)


郷愁の詩人 与謝蕪村

<俳句嫌いな私が好きな蕪村>
「僕があらゆる俳句を理解し得ず、俳句
を本質的に毛嫌いしながら、一人例外と
して蕪村を好み、彼の俳句だけを愛読した
という事実は、思うにおそらく、蕪村の
情操における特異なものが、僕の趣味性
や気質における特殊な情操と密に符号し、
理解の感流するものがあったためであろう。
・・・彼の句には、どこか奈良朝時代の
万葉歌境と共通するものがある。」

<年とって芭蕉の良さが解る>
「僕は少し以前まで、芭蕉の俳句が嫌い
であった。芭蕉に限らず、一体に俳句と
いうものが嫌いであった。しかし僕も、
最近漸く老年に近くなってから、東洋風
の枯淡趣味というものが解って来た。
・・・そして同時に、芭蕉などの特殊な
妙味も解ってきた。
昔は芥川君と芭蕉論を闘わし、一も二も
なくやッつけてしまったのだが、今では
僕も芭蕉ファンの一人であり、或る点で
蕪村よりも好きである。」


panse280
posted at 10:54

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