2004年06月30日

仏教の大意ー禅&華厳

鈴木大拙1870-1966
zaisetsu suzuki

「仏教の大意 禅&華厳」


<禅の源流としての華厳>
「大乗思想の最高頂に達したもので、
印度的表現形式の巧妙を極めたもの
を「華厳経」とする。」

「華厳というお経は、・・・一口でいえば、
われらの世界観の上に根本的転回を
起こすのを趣意とする。」

つまり、二元論からの離脱である。

仏教の大意 新装版

「知性的分別や道徳的当為の世界にだけ
生きていては、どうしても宗教的・霊性的
無分別の直覚地の機微はわかりません。
それはなぜかというに、道徳や知性からは
霊性的なものは出てきません、そこには
いつも対象的なものがあるので、自由が
きかない、そうして霊性的直覚の法界は
絶対に自由な場所です。」

<禅に迷信はない>
「普通の宗教は局部的奇蹟に重きを
おくが故に、宗教を迷信化する。
これに反して、華厳は自分らが世界と
考えているものに対して、全面的奇蹟
を演出する。故に迷信を容れる余地がない。
まして科学だの、唯物だのというそんな
概念化したものの入り込む針の穴ほどの
隙間もない。
こういうことになるのを本当の宗教生活
というのだ。」

<禅とは何か、を伝える華厳>
「もし日本に何か世界宗教思想の上に
貢献すべきものを持っているとすれば、
それは華厳の教説に外ならないのです。

今までの日本人はこれを一個の思想として
認覚していたのですが、今後はこれを集団
的生活の実際面、即ち政治・経済・社会の
各方面に具現させなくてはならないのです。」

panse280
posted at 17:33

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