2005年07月28日

ローテクができないとハイテクが出来ない理由

橋本久義1945-
hisayoshi hashimoto
岡野雅行1933-
masayuki okano

「町工場こそ日本の宝」(2)

<ローテクができないとハイテクが出来ない理由>
たとえばある種の工具鋼をつくるために焼き入れは、
いったん800度に上げ、それを急に300度に落とし、また
600度に急に熱して、600度で3時間ぐらい維持する。
そしてまた300度に落として、そのあとで今度は450度
ぐらいにしてずっと維持する。今度は、それをずっと
ユックリユックリ室温まで14時間ぐらいかけて下げて
いく。
こういう熱処理は1週間に1回高級品だけをやっていたの
では炉が安定しない。炉を安定させるためには安物で
あっても、技術的には低いものであっても量をたくさん
やっていないとレベルが維持できないのである。
岡野さんはいう「日用品ができないような国は、いいも
のができない」と。
欧米企業はすでに、日用品ができなくなっている国が多
い。欧米の人たちにとってみると、儲からないものは
潰すか捨てるか売り払うのが当然のことなのだ。

いまやGMもフォードも、そしてクライスラーも、
自動車部品の金型はほとんど日本でつくっている。
それを手がけるが、オギハラ、宮津製作所、富士テク
ニカという、日本の金型「ビッグスリー」だ。


panse280
posted at 19:40

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字