2005年05月29日

負債としての恩義と感謝

モンテーニュ1533-1592
Michel Eyquem de Montaigne

「エセー」(92)

<負債としての恩義と感謝>
「私はなんとかして恩義をまぬかれ、その重荷を下ろし
たいと思っているので、自然か、あるいは偶然によって、
何かの友情の義務を負っていた人々から、忘恩や、侮辱
や、無礼を働かれて、幸いだと思ったことがしばしばあ
る。・・・
<馬車の疾走を抑えるように、友情の衝動を抑えるのは
賢者のすることである。>(キケロ「友情論」17)・・
恩義と感謝(これは微妙な、大いに有益な知識だが)に
ついて私の理解しうる限りでは、これまでの私よりも自
由で、負債のない者は一人もない。私のの負債といえば、
万人共通の、自然からの負債だけである。それ以外の負
債では、私以上にきれいに負債をすましている者はない。」

「私は、約束を守ることにはやかましすぎるほど几帳面
である。」


panse280
posted at 08:30

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