2005年05月21日

議論の風景

モンテーニュ1533-1592
Michel Eyquem de Montaigne

「エセー」(85)

<議論の風景は古今東西かわらない>
「ある者は相手を攻撃さえすれば、どんなに自分の
バカをみせようとかまわない。ある者は、自分の言
葉にいちいち勿体をつけ、それが何か立派な理論の
ようなつもりでいる。ある者は、声の大きさと肺活
量の強さだけを振り回す。あっちには自分に矛盾し
た結論を出す者がいるかと思うと、こっちには、無
益な前置きや脇道の理屈で耳をがんがんさせる者が
いる。ある者は、徹頭徹尾、悪口だけで身を固め、
筋の通らぬ喧嘩をふっかけ、鋭く追いつめて来る相
手の機知と渡り合うことから逃れようとする。」

彼らはわれわれよりも学問はあるが無能である。
学問は鈍感な魂に出会うと、不消化の塊となって、
これをますます鈍重にして窒息させる。

panse280
posted at 09:50

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