2005年05月18日

高貴な身分の不便なことについて

モンテーニュ1533-1592
Michel Eyquem de Montaigne

「エセー」(82)

<高貴な身分の不便なことについて>
「私も人並みな願いをもっているし、その願いに人並みな
自由と無分別を許している。けれども、帝国や、王位や、人
を支配する雲の上の高位を願ったことはただの一度もない。
そんな方向をねらうにはあまりにも自分を愛している。
私は、自分の成長を考えるときはずっと低いところをねらう。
剛毅においても、思慮においても、健康においても、美貌に
おいても、さらに富においても、控え目な、おずおずした、
私自身のためだけの成長を考える。」

「あらゆるものを何の苦もなく、やすやすと自分の下に屈服
させることができるということは、あらゆる種類の快楽の敵
である。」


panse280
posted at 20:14

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