2019年10月31日

鏡の効用

「吾輩は猫である」(71)

夏目漱石  natume souseki 1867-1916

2009.9 15 110刷発行(新潮文庫)

(日本語の表現を探して)

<鏡の効用>
「自分に愛想の尽きかけた時、自我の萎縮した折は
鏡を見る程薬になる事はない。妍醜瞭然だ。こんな
顔でよくまあ人で候と反りかえって今日まで暮らさ
れたものだと気がつくにきまっている。そこへ気が
ついた時が人間の生涯中尤も有難い期節である。
自分で自分の馬鹿を承知している程尊く見える事は
ない。」

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