2019年07月31日

孤独と高齢

「幸福について」(18)
ショーペンハウアー  Schopenhauer 1788-1860

2007.2 25 45刷発行(新潮文庫)

<孤独と高齢>
孤独は優れた人々の運命だ。ため息をつくことも
あろうが、60代にもなれば本能的なものになって
しまう。この年になればやっかいな性衝動も収ま
り仕事もおおむねけりがつき、仲間だった友も少
なくなる。健康ならばどんな種類の研究でもでき
る。世間の人に期待もしなくなった。もはや孤独
でいることは魚の水に居るごとくである。
思うに、高齢のもつ利点は各自の知的能力の程度
にかかっている。
高齢になっても社交的な人間はよほど貧弱な下等
な人間だけである。くわえて彼らは周りからは迷
惑がられていることも気づかない。

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