桐の家紋
「思想の歴史6 」(5)
--東洋封建社会のモラル-
石田一良編
1970.5.25 再版発行(平凡社)
<桐の家紋>
--政府はなぜ、秀吉の家紋を採用したのか--
信長は源氏の足利将軍を追放します。
しかし、このとき将軍義昭から将軍家の桐家紋の
使用を許されて終生これを愛用します。
信長ははじめ、「藤原」を名乗っていましたが、
次には「平」をなのります。
信長を継いだ秀吉は信長同様に桐の家紋を愛用しま
した。
明治以降、桐紋が日本政府の紋章として使われるよう
になりました。
政府が、秀吉の家紋をつかっていますが、それは
天皇家のものとして使っています。
桐紋の「桐」とは、古代中国の神話に出てくる鳥・
鳳凰が止まる木とされていて、昔から神聖なものと
して扱われていたそうです。
もともと桐紋は菊紋とともに天皇家のみが使ってい
たものでした。その朝廷の政府という繋がりで、
明治時代以降、政府が桐紋を使っているだけなのです。
追記:秀吉が今の政府が使用している「五七桐」に
改めたのは、姓を豊臣に改めた時です。
それまでは、「五三桐」でした。
--東洋封建社会のモラル-
石田一良編
1970.5.25 再版発行(平凡社)
<桐の家紋>
--政府はなぜ、秀吉の家紋を採用したのか--
信長は源氏の足利将軍を追放します。
しかし、このとき将軍義昭から将軍家の桐家紋の
使用を許されて終生これを愛用します。
信長ははじめ、「藤原」を名乗っていましたが、
次には「平」をなのります。
信長を継いだ秀吉は信長同様に桐の家紋を愛用しま
した。
明治以降、桐紋が日本政府の紋章として使われるよう
になりました。
政府が、秀吉の家紋をつかっていますが、それは
天皇家のものとして使っています。
桐紋の「桐」とは、古代中国の神話に出てくる鳥・
鳳凰が止まる木とされていて、昔から神聖なものと
して扱われていたそうです。
もともと桐紋は菊紋とともに天皇家のみが使ってい
たものでした。その朝廷の政府という繋がりで、
明治時代以降、政府が桐紋を使っているだけなのです。
追記:秀吉が今の政府が使用している「五七桐」に
改めたのは、姓を豊臣に改めた時です。
それまでは、「五三桐」でした。