2017年07月31日

アリストテレス

「思想の歴史1 ギリシャの詩と哲学」(16)
田中美知太郎編

1970.5.15 第5刷発行(平凡社)

<アリストテレス>
プラトン前427-347年
アリストテレス前384-322年

アリストテレスの両親は父も母も医者だったが、
早くに亡くし、17歳で、プラトンのアカデメイア
に入り、プラトンが亡くなるまで在籍した。
アリストテレス37歳である。

42歳で、アケドニア王に招かれて、当時13歳の
王子、アレクサンドロスの家庭教師をまかされた。
(かってアリストテレスの父親はマケドニア王の
侍医だった。)

49歳、アリストテレスはアテナイで自分の学園
「リュケイオン」を創設した。
かれの著作の大部分はこの時期の講義草案であり、
徐々にプラトン主義の立場から脱却している。

この学園には、アレクサンドロスの財政的支援も
あり、図書館や博物館、その他、諸国の国政の資
料などもあった。

前322年、アレクサンドロスが東方遠征中に急死
すると、彼の援助をうけていたアリストテレスに
迫害の手がのび、彼は母の生地へ退去し、翌年
病気のために亡くなった。

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