日本国憲法の前文
「春風夏雨」(6)
岡潔 1901-1978
kiyoshi oka
2014.5.25 改版初版発行(角川文庫)
<日本国憲法の前文>
「小我を自分だと思ってしまっているのが小我観で
ある。小我観のよい例は日本国憲法の前文である。
小我が個人であることが万代不易の真理だと、明記
している。そしてその上に永遠の理想を、しかも
法律的にであろうと思うが、建てることができると
いっている。何という荒唐無稽な主張であろう。
日本国憲法の前文の筆者は迷中又迷の漢である。
これに賛成している人たちも同断である。
この迷中又迷の漢の言葉に従って教育しようとして
いる人たちはさらに迷を重ねるものである。
社会をそうしようとしている人たちも同断である。
私は聖徳太子が偲ばれてならない。」
「小我を自分と思うのは迷いである。真我を自分と
知るのが悟りである。」
岡潔 1901-1978
kiyoshi oka
2014.5.25 改版初版発行(角川文庫)
<日本国憲法の前文>
「小我を自分だと思ってしまっているのが小我観で
ある。小我観のよい例は日本国憲法の前文である。
小我が個人であることが万代不易の真理だと、明記
している。そしてその上に永遠の理想を、しかも
法律的にであろうと思うが、建てることができると
いっている。何という荒唐無稽な主張であろう。
日本国憲法の前文の筆者は迷中又迷の漢である。
これに賛成している人たちも同断である。
この迷中又迷の漢の言葉に従って教育しようとして
いる人たちはさらに迷を重ねるものである。
社会をそうしようとしている人たちも同断である。
私は聖徳太子が偲ばれてならない。」
「小我を自分と思うのは迷いである。真我を自分と
知るのが悟りである。」