2016年11月30日

雀の子そこのけそこのけお馬がとおる

「世界に比類なき日本文化」(2)

ヘンリー・S・ストークス Henry Scott Stokes 1938-
加瀬英明 hideaki kase 1936-

2016.1.10 第1刷発行(祥伝社)

<雀の子そこのけそこのけお馬がとおる>
西洋では人間以外は、取るに足りないもの
だが、日本では万物が対等なのだ。

「お猿さん」「お馬さん」など、一茶の句にも
出てくる言葉を、英訳することはできない。

神道では森羅万象、あらゆるものが神として
尊ばれる。
また、聖徳太子の「17条憲法」は世界最古の
民主憲法である。

参考-----------------------------------------
雀の子そこのけそこのけお馬がとおる (一茶)
Fledgling Sparrows!
Make way, make way,
Way for the noble Horse!
英語では、「お馬」を訳すことができません。
一茶は決して、noble Horse に限定していません。
日本語は動物にも「様」をつけることがあります。
この感覚は英語にはありません。
Fledgling は若輩者という意味ですが、一茶は
「高貴な馬が通るので、貴様等はどけ!」という
一意的な意味ではなく、むしろ、「でっかいお馬
さんが通るのでアブナイよ」という意味も含んで
います。
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