リベラル脱出まで
「アメリカはなぜ日本を見下すのか?」(10)
ジェイソン・モーガン 1977-
jason morgan
2016.9.15 初版発行(ワニブックス新書)
<リベラル脱出まで>
「大学生時代の私はリベラルに傾いていた。
原爆投下は真珠湾の仇討ちとして仕方ないと
思っていた。
大学の教授たちも同級生たちも皆そのように
考えていた。
カトリックの家庭に生まれた私は、プロテス
タントの生徒が圧倒的に多い中で、熱心に
議論していたものだ。
近代史では、深く考えない限り自動的にリベ
ラルになる。
私がリベラルを否定できるようになるまで、
数年かかった。
そのきっかけの一つは「南京事件」だった。
おかしい、と思ったことはいくつもあるが、
東京裁判で何故、この問題を取り上げなかった
か、ということだった。」
「「ザ・レイプ・オブ・南京」(アイリス
・チャン)はアメリカでは広く読まれていて、
私も読んだときは「日本はこんな残酷なこと
をやったのか!」と怒ったものだ。しかし、
調べていくと、辻褄が合わない記述がいろいろ
と出てきた。」」
ジェイソン・モーガン 1977-
jason morgan
2016.9.15 初版発行(ワニブックス新書)
<リベラル脱出まで>
「大学生時代の私はリベラルに傾いていた。
原爆投下は真珠湾の仇討ちとして仕方ないと
思っていた。
大学の教授たちも同級生たちも皆そのように
考えていた。
カトリックの家庭に生まれた私は、プロテス
タントの生徒が圧倒的に多い中で、熱心に
議論していたものだ。
近代史では、深く考えない限り自動的にリベ
ラルになる。
私がリベラルを否定できるようになるまで、
数年かかった。
そのきっかけの一つは「南京事件」だった。
おかしい、と思ったことはいくつもあるが、
東京裁判で何故、この問題を取り上げなかった
か、ということだった。」
「「ザ・レイプ・オブ・南京」(アイリス
・チャン)はアメリカでは広く読まれていて、
私も読んだときは「日本はこんな残酷なこと
をやったのか!」と怒ったものだ。しかし、
調べていくと、辻褄が合わない記述がいろいろ
と出てきた。」」