2016年04月08日

節度と慢心

「悲劇の誕生」(3)
ニーチェ  1844-1900
Friedrich Wilhelm Nietzsche
西尾幹二 訳

2014.4.25 3版発行(中公クラシックス)

<節度と慢心>
「(ギリシャ人の秘祭における)熱狂者群の歌
や所作というものは、ホメロス的ギリシャ世界
にとっては、なにごとか新しい、前代未聞のも
のであった。とりわけディオニソス的音楽は、
ギリシャ世界に恐怖と戦慄をよびおこした。」

「芸術上の「素朴」といえば、アポロ的文化の
最高の作用のことをいう。」

「ホメロス的「素朴さ」とは、アポロ的幻影が
完全に勝利を収めたということである。」

アポロ的世界とは節度である。
非アポロ的世界とは、慢心と過度である。

アポロ的ギリシャ人の悩みは、節度を持ちながら
全存在が苦悩の上に立っていることだった。
この全存在の苦悩を取り払ったのがディオニソス
的なものだった。

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