2015年06月09日

わが家の応接間

「吾輩は猫である」(22)

夏目漱石 1867-1916
sohseki natsume

2009.9.15 第10刷発行(新潮文庫)
--漱石の文章を味わってみる--

<わが家の応接間>
鈴木藤十郎君が訪ねてきた。

「鈴木君は一応室内を見廻す。床に掛けた
花開万国春とある木庵の贋物や、京製の安青磁
に活けた彼岸桜などを一々順番に点検したあと
で、ふと下女の勧めた布団の上を見るといつの
間にか一疋の猫は済まして坐っている。
・・それはかく申す吾輩である。」

注)木庵:隠元、即非とともに黄檗の三筆。
漱石山房にはよく木庵の「花開万国春」の軸
がかかっていた。

主人はトイレから出てきて「やあ」と席につい
たが・・

「主人はこの野郎と吾輩の襟がみを攫んでえい
とばかりに縁側へたたきつけた。」

posted at

2015年06月

2015年06月08日

2015年06月07日

2015年06月06日

2015年06月05日

2015年06月04日

2015年06月03日

2015年06月02日

2015年06月01日