武士道
「学生との対話」(14)
小林秀雄
hideo kobayashi 1929-1983
2014.3.30 発行(新潮社)
<武士道>
武士道という哲学みたいなものを初めて書いた
人は山鹿素行です。
武士は仕事をしないで、禄をもらっている。
だから責任はある。農民は激しく働いているから
責任はない。
武士は町民、農民を指導しなければならない。
だから学問をしなければならない。
武士道というのは「いいか、おまえはインテリ
なのだ」という思想です。
「今のインテリというのは、いったい何ですか。
労働もしない。生産もしない。諸君は責任を果た
さなきゃいけない。諸君は食わせてもらっている
のだ。だから責任はある。」
山鹿素行の思想はちっとも古くはない。
小林秀雄
hideo kobayashi 1929-1983
2014.3.30 発行(新潮社)
<武士道>
武士道という哲学みたいなものを初めて書いた
人は山鹿素行です。
武士は仕事をしないで、禄をもらっている。
だから責任はある。農民は激しく働いているから
責任はない。
武士は町民、農民を指導しなければならない。
だから学問をしなければならない。
武士道というのは「いいか、おまえはインテリ
なのだ」という思想です。
「今のインテリというのは、いったい何ですか。
労働もしない。生産もしない。諸君は責任を果た
さなきゃいけない。諸君は食わせてもらっている
のだ。だから責任はある。」
山鹿素行の思想はちっとも古くはない。