第14章 著書「ひきこもれ」と少年犯罪について
「吉本隆明、自著を語る(下)」(31)
吉本隆明 1924-2012
takaaki yoshimoto
2012.12.24 初版発行(ロッキング・オン)
<第14章「著書「ひきこもれ」と少年犯罪について」2003>
「僕(吉本)はごく当たり前の引きこもりをやって
いました・・」
現在は社会的にも経済的にも、「ひきこもり」やす
くなっている。「これを解決するには年長の世代が
一生懸命になること以外にはない。」
最近のひきこもりの若者は「悪いことする時、あまり
集団化しないんですよねえ。」昔は、役割が決まって
いて集団でやっていたものです。またその頃は半分は
遊びで、犯罪のルール(程度)が暗黙にありました。
「どこかに落ち着いて、社会における生産性ないし
創造性というのを、その引きこもりのエネルギーを
上手く活用して増加させていくっていう可能性は
残されていると思うんです。」
せっかく、引きこもって何かしている人に外に出て健康
になろう、と説教する健康ファシズムも問題だ。
吉本隆明 1924-2012
takaaki yoshimoto
2012.12.24 初版発行(ロッキング・オン)
<第14章「著書「ひきこもれ」と少年犯罪について」2003>
「僕(吉本)はごく当たり前の引きこもりをやって
いました・・」
現在は社会的にも経済的にも、「ひきこもり」やす
くなっている。「これを解決するには年長の世代が
一生懸命になること以外にはない。」
最近のひきこもりの若者は「悪いことする時、あまり
集団化しないんですよねえ。」昔は、役割が決まって
いて集団でやっていたものです。またその頃は半分は
遊びで、犯罪のルール(程度)が暗黙にありました。
「どこかに落ち着いて、社会における生産性ないし
創造性というのを、その引きこもりのエネルギーを
上手く活用して増加させていくっていう可能性は
残されていると思うんです。」
せっかく、引きこもって何かしている人に外に出て健康
になろう、と説教する健康ファシズムも問題だ。