2013年08月31日

吉本隆明、自著を語る(上)

「吉本隆明、自著を語る(上)」(1)
吉本隆明  1924-2012
takaaki yoshimoto

2012.12.24 初版発行(ロッキング・オン)

<第1章「固有時との対話」「転位のために十篇」>
--1952-1953--

吉本氏は自分のクレジットに「詩人」ではなくて
「評論家」「文芸評論家」と書く。

「やはり5年や10年書かないと、「俺、詩人だ」って
いうふうに言うのは無理だと思ったんですね。」(吉本)

「詩人ということで言えば、昭和になってからだと
、萩原朔太郎とかね。それからこれはもう天性の
詩人って言うしかない、中原中也とか立原道造とか。
ここまでは確実に古典なんだと思います。」

質問:吉本氏は、自分の中の詩人といかに決別したのか?

「小林秀雄って人は・・僕よりも少なかった要素かもしれ
ないけれど、詩的な要素というものを批評と合致させるこ
とができたなって思えるんですよ。」

吉本氏は、小林秀雄を真似しようとは思わないし、真似
できるとも思わない、どうやったら自分を納得させる事
ができるのか、「いあまだにわかんないなあっていう。」

「どこかで小林秀雄なんかとは違う意味合いでやれない
かっていうことはいまだに課題としてありますね。」

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