2012年11月30日

タバコ

「半身棺桶」(1)
--1991.10徳間書店--
山田風太郎 1922-2001
fuutaro yamada

1998.02.15 初版発行(徳間文庫)

<タバコ>
「とにかく寝ていないときは、いつもタバコを吸って
いる。私のとって、呼吸と喫煙は同義語である。・・
(中学4年から吸ってする)・・・
一生のうち、このごろのんだチェリーがいちばんウマ
かったようだ。・・・それから50年。近来起こった
「嫌煙権」騒ぎには眼をまるく--ではない、鼻の穴を
平べったくした。・・「ははん、日本にもそういう
ことが起り得るか」と驚いたことは多々あるが、この
嫌煙派のトキの声はその一つである。
・・・
漱石はタバコを「哲学の煙」と形容した。いかに
多くのすぐれた思想や芸術が紫煙の中から生まれたか、
・・・
徳川初期、タバコを何度か禁制にして、それでものむ
やつを死刑にしたこともあったが、結局どうにもなら
なかった。」

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