2012年08月31日

独裁者はまず何をするのか

「国家(下)」(11)
--正義について--
(BC375年頃、プラトン50〜60歳の作)
プラトン
platon bc427-bc347
藤沢令夫 訳

1979.06.18 第1刷発行(岩波文庫)

<独裁者はまず何をするのか>
「独裁者となった当初、・・・出会う人ごとに
微笑みかけて、やさしく挨拶し、自分が独裁者
であることを否定するだけでなく、私的にも公的
にもたくさんのことを約束するのではないかね。
・・・
しかし・・ある者とは和解し、ある者は滅ぼして、
そのほうへの気遣いから解放されてしまうと、
まず第一に彼のすることは、たえず何らかの
戦争を引き起こすということなのだ。民衆を、
指導者を必要とする状態に置くためにね。」

「さらにその目的はまた、人々が税金を払って
貧しくなり、その日その日の仕事に追われるよう
になる結果、それだけ彼(独裁者)に対して
謀反をたくらむことができにくくなるように
するためでもある」

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