2011年04月10日

イギリス

「侵略の世界史」(14)
清水馨八郎 1919-
keihachiro shimizu

2010.7.10 第11刷発行(祥伝社)

<イギリス>
近世500年の覇権は、16世紀がスペイン、17世紀が
オランダ、18-9世紀がイギリス、20世紀がアメリカ。

イギリスの最盛期には、オーストラリア、
ニュージーランド、カナダ、エジプト、南アフリカ、
インド、ビルマ、マレーシア、太平洋の島々を
200年間支配した。

<なぜイギリス支配は長く続いたのか>
イギリスは世界の主な聖地をほとんど保護国に
とりこんでいた。エルサレム、コンスタンチノープル
(イスタンブール)、ガンジス河、メッカ、メジナなど。
だからイギリスは、最大のプロテスタント国家で、
また最大のイスラム国家だった。
イギリスはキリスト教の教義を全面に出さず、教会など
の組織のみに関心を示した。
収奪した富を内部蓄積して、科学技術を高め、産業
革命を起こし、産業資本を蓄積して、次の植民地経営
に活用した。泥棒のお手本となる見事な手法であった。

<なぜイギリスは北米から撤退したのか>
イギリスはスペイン、オランダを破り、残るは
フランスのみとなった。18世紀の植民地争奪戦の
舞台は北米とインドである。
北米ではイギリスからの植民者と現地での独立運動が
衝突、フランスは現地の植民者勢力を応援した結果、
現地植民者たちがイギリスからの独立を勝ち取った。

インドではイギリスが勝利する。ヨーロッパ本土では
英仏七戦戦争、そして1689年から1815年まで英仏は
熾烈な闘争を繰り返した。

<イギリス産業革命がもたらしたもの>
産業革命の進展によってヨーロッパ列強は、原料輸入
と商品の市場獲得のため、ますます植民地が必要と
なってきた。植民地からの収奪は強化され、先住民は
さらに過酷な状態を強いられた。
キリスト教の神の教理による奴隷制度の正当化の下、
南北アメリカ大陸やアフリカ大陸で、白人の人間家畜
としての奴隷の大量貿易、大量酷使、大量殺戮の悲劇
の時代が始まるのである。

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