2010年08月31日

「心神」プロジェクト

「甦る零戦」(4)
--国産戦闘機vsF22の攻防--
--平成のゼロ戦「心神」--
春原剛 1961-
tsuyoshi sunohara

2009.9.30 発行(新潮社)

<「心神」プロジェクト>
平成のゼロ戦を作ろう!コードネーム「心神(shinshin)」
「米国が口を挟んでくるようなものをやるのは
どうなのか・・・」2004年頃、防衛政策局にはそんな
声が聞こえていた。2004年9月上旬、事務次官守屋武昌は
在日米軍再編問題の主導権争いで、対外務省で苦戦を
強いられていた。守屋は起死回生の逆転を狙って、
小泉純一郎総理に駆け込んだ。その会談で、守屋の
「米軍再編を巡る防衛庁独自案」に「おもしろいじゃないか」
の言葉を引き出した。
2005年9月、フランス、仏国防整備庁セラー試験場に
「心神」の機体を持ち込み、ステルス性能試験がおこ
なわれた。実は、同様の設備は日本国内に米軍が複数
所有している。しかし、日本の再三の要請にも拘わらず、
米国の返事は「ノー」だった。

余談だが、1960年代、日本は自主核武装の研究を手がけて
いたが、米国からの政治的圧力で断念している。
親日派で知られるアーミテージですら、「核保有すなわち
日米同盟破棄」というスタンスを崩していない。

<アメリカが日本に絶対に許さない3つのタブー>
1 核兵器
2 日の丸空母
3 情報収集衛星

しかし、1998年、日本は日の丸衛星を打ち上げた。

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