2010年01月10日

日蓮は大蔵経を読破

林房雄1903-1975
fusao hayashi
三島由紀夫、1925-1970
yukio mishima

「対話・日本人論」(22)
昭和41(1966)年10月20日初版(番町書房)

<孟子(もうし)>
(林)
「孟子という人物はおもしろいね。「千万人といえ
どもわれゆかん」をはじめ、われわれが覚えている
勇ましいことばは論語ではなくて、孟子ですよ。
大丈夫の精神、サムライ精神だな。幕末に、日本の
侍たちに勇気をふるい起こしたのは、孟子ですね。」

<日蓮>
(林)
「日蓮の伝記を読んでみると、・・・彼は比叡山で
大蔵経を読破し、とくにその中の法華経だけを、
何十回、何百回と読んでるのだね。」


<北一輝>
(三島)
「国家改造法案要綱ですか、あれは新憲法でほとんど
実現したのですね。あの軍備と領土拡張の問題は別と
して、あと、とにかく天皇の地位、それから財産の
制限は、社会主義的な税法でからり実現された。
それから、土地改革立法、労働立法、児童福祉法など、
集中排除法、何やかやで、七割方は少なくとも実現
されていますよ。
・・・
北一輝の国家改造法案の最初は大正八年ですね。そう
すると二十六年後です。二十六年後に、彼の言っていた
ことがたいてい実現された。
(林)
「しかも、それはマッカーサーによって実現された。」
(三島)
「あの皮肉というものはないですね。」

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