2009年09月30日

仏教とショーペンハウアー

心に突き刺さるショーペンハウアーの言葉」(1)
ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer
金森誠也訳編(PHP研究所)
2008年4月7日第1刷

本書は金森誠也氏の「存在と苦悩」「孤独の人生」
からのダイジェスト版(かつ新訳)である。

<仏教とショーペンハウアー>
「西洋の哲学者のなかで最も釈迦に近い考え方を
打ち出したのがショーペンハウアーではないで
しょうか。」

<お釈迦様の教え--四苦八苦>
基本的な四苦である生老病死
愛別離苦(あいべつりく) 愛する人と離れる苦しみ 
怨憎会苦(おんぞうえく) 嫌な人と会う苦しみ
求不得苦(ぐふとつく)  欲しいものが得られない 
五蘊盛苦(ごおんじょうく)体と心の生み出す苦悩
(食欲や性欲が過ぎて自制が利かず心が乱れる)

お釈迦様は、四苦八苦を克服する方法として八正道
を説きました。世界は苦であるという認識、そして
煩悩から離れ、質素に暮らすこと。

「生きんとする意志の否定を仏教では涅槃という
言葉で表現しているが、それは永遠に解明できない
人間のすべての認識の頂点である。」
(ショーペンハウアー)

ショーペンハウアーはキリスト教よりも仏教を高く
評価しました。

posted at

2009年09月

2009年09月29日

2009年09月28日

2009年09月27日

2009年09月26日

2009年09月25日

2009年09月24日

2009年09月23日

2009年09月22日

2009年09月21日

2009年09月20日

2009年09月18日

2009年09月17日

2009年09月16日

2009年09月15日

2009年09月14日

2009年09月13日

2009年09月12日

2009年09月11日

2009年09月10日