役者の心得
ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer
「ショウペンハウアー全集(13)」(324)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(41)
--Parerga und Paralipomena--
<役者の心得>
「どんなへたな役者にも一つだけすばらしく演技
できる役がある。つまりそれは彼自身で、仮面の
下の素顔みたいに、自分の地を出せばそれでよい。
俳優に必要なことは
1 自分の内面にあるものを外へ向けることがで
きる才能をもった人間であること。
2 虚構の状況や事件を生き生きと思い描き、
そのために自分の内心がかきたてられるほど、
十分な空想力の持ち主であること。
3 人間の様々な性格や関係を正確に理解できる
程度の悟性・経験・教養の持ち主であること。
以上の三つである。」
arthur schopenhauer
「ショウペンハウアー全集(13)」(324)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(41)
--Parerga und Paralipomena--
<役者の心得>
「どんなへたな役者にも一つだけすばらしく演技
できる役がある。つまりそれは彼自身で、仮面の
下の素顔みたいに、自分の地を出せばそれでよい。
俳優に必要なことは
1 自分の内面にあるものを外へ向けることがで
きる才能をもった人間であること。
2 虚構の状況や事件を生き生きと思い描き、
そのために自分の内心がかきたてられるほど、
十分な空想力の持ち主であること。
3 人間の様々な性格や関係を正確に理解できる
程度の悟性・経験・教養の持ち主であること。
以上の三つである。」