2009年02月27日

子供の頃にわれわれの世界観は決まる

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(11)」(266)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(58)
--Parerga und Paralipomena--

--生活の知恵のためのアフォリズム--
--第六章 年齢のちがいについて--

「その年齢相応の精神を持っていない人も、
その年齢特有の苦労をかかえている。」
(ヴォルテール)

<子供の頃にわれわれの世界観は決まる>
「幼少期に得た経験や知識は、その後の全ての認識
並びに経験の固定した典型及び法則となる。」

<愚者は死ぬまで愚者である>
「われわれの全ての認識の基盤ならびにその真の内容
は、直観的な世界の把握の中に存在する。だがこれは
ただわれわれ自身によって得られるのであって、なん
らかの方法でわれわれにもたらされるのではない。
したがってわれわれの道徳的な価値も、知的な価値も、
外からわれわれの中に来るのではなく、われわれ自身
の本質の深奥から湧出するものである。
そのため、たといペスタロッチ流の教育法を用いよう
とも、生まれながらの愚者を思考する人間に仕立て
あげることはできない。」

<子供の頃は、欲求するよりもはるかに多く認識する
という態度をとる>
--子供のまなざしは、観照的なものである--
「全ての事物の客観的存在、つまり単なる表象の中の
存在は全く楽しいものであるのに反して、欲望の中に
存在する主観的存在は苦痛と憂いによって強く汚染さ
れている。」

posted at

2009年02月

2009年02月26日

2009年02月25日

2009年02月24日

2009年02月23日

2009年02月22日

2009年02月21日

2009年02月20日

2009年02月19日

2009年02月18日

2009年02月17日

2009年02月16日

2009年02月15日

2009年02月14日

2009年02月13日

2009年02月12日

2009年02月11日

2009年02月10日

2009年02月09日

2009年02月08日