2008年12月09日

エンペドクレス

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(10)」(194)
--「余録と補遺:哲学小品集 第一巻」--(4)
--Parerga und Paralipomena--

<エンペドクレス>
「エンペドクレスの教説のうちでもとりわけその断固たる
ペシミズムが注目されなくてはならない。・・・

彼は、のちにプラトンがなしたごとく、世界を、われわれ
を閉じこめる暗い洞窟にたとえている。・・・

徳を積み、肉食を断って行いを浄めるならば、また地上の
悦楽と野望を放擲(ほうてき)するならば、再びかっての
状態に回帰することができる。

バラモンと仏教、さらに真のキリスト教の根本思想にも
通ずる根源的叡智を、この太古のギリシャ人もまたハッキリ
と自覚したのだ。・・・

エンペドクレスは古代人からふつうピュタゴラスの徒と
呼ばれたが、彼がこれらの見解をピュタゴラスから受け取った
ということはありうる事で、同じくピュタゴラスの影響を
受けたプラトンも基本的にはこの見解を共にしているだけに
なおさらである。」

(哲学史のための断章)

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