2008年09月30日

芸術の目的

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(6)」(125)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第三巻補足--(18)


<美術技法--空想の働く余地-->
「芸術作品は、空想を刺激しなければならず、これを没交渉
の状態に置き休ませておいてはならない。これが美的効果の
条件であり、あらゆる美術の根本法則である。
この法則から、芸術作品によって一切合切が直接感覚器官に
与えられてはならず、むしろ、空想をしかるべく活動させる
のに必要なだけのものを与えなければならない。
・・・
ヴォルテールの「退屈させる秘訣は、全てを語り尽くすに
ある」(「人間論」)と言葉は、まことに至言である。」

「自然の模倣という点では、ろう人形は正に最高の段階に
達しうるが、断じて美的効果を生むことができず、した
がって真の美術作品ではありえない。というのは、それは
空想の働く余地を残さないからである。」


<駄作の性格>
「目的を真に自覚することもなしに芸術の手段を勝手に
もてあそぶ事が、全ての芸術において駄作の根本的な性格
である。」

<芸術の目的>
「芸術の目的は、世界のイデア(プラトンのイデア)の
認識を容易にすることにある。
・・・
イデアの把握に満ち足りた者が、自己を伝達する媒体とし
て芸術を選ぶのは、正当である。
・・・
これに反し、・・その構想が単なる概念から生じた芸術作品
は、常に贋物である。」

(第34章 芸術の内的本質について)

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