2008年06月30日

認識の喜びをしらない大衆

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(3)」(36)
--「意志と表象としての世界」--

<第四巻 意志としての世界の第二考察>
--自己認識に達した場合、生への意志の肯定と否定--

<認識の喜びを知らない大衆>
--名所に落書きをしたり、動物をからかう人々--

「大多数の人間にとっては、純粋に知的な諸々の
楽しみというものは近づくことができない。純粋
な認識作用に存する喜びを感じることは、彼らに
とってはほとんどまったくできない。
彼らは全面的に意欲に向かうように指示されている。
・・・
活動と反応とが彼らのただ一つの境地なのである。
・・・
彼らは、見慣れない珍しい動物をただ見ているという
ことはなかなかできない。どうしてもけしかけて
みたり、からかってみたり、いっしょにたわむれて
みたりする。それというのも、ただ活動と反応とを
感じとろうとするためなのである。」
(第五十七節)

<じたばたスルナ>
「自然が何をしようと、幸運が何をしようと、誰で
あろうと、何を所有していようと、人生にとって
本質的な苦痛というものを除くことはできない。」

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