2008年03月31日

三昧王三昧(さんまいおうざんまい)

道元1200-1253
dougen

(6)「正法眼蔵」(91)

<三昧王三昧(さんまいおうざんまい)>
道元45歳(1244)

<結跏趺坐(けっかふざ)って最高!>
--仏祖の極之極を超越するは、ただこの一法なり--

「ひたすら尽世界を超越する仏祖の修行において、
もっとも貴重なものとして尊ばれるものは、結跏趺坐
である。外道や魔のたぐいを蹴散らして、仏祖の覚り
の奥所に入り一個の仏たりうるのが結跏趺坐である。
仏祖の境地の極致を超越する方法はこれのみである。」
(「正法眼蔵4」石井訳、三昧王三昧01)

<如浄が語る参禅の心得>
--不要焼香・礼拝・念仏・修懺・看経--

「参禅は心身脱落である、・・・
焼香も礼拝も念仏も懺悔も看経も不要である。」

<正しい姿勢に正しい心>
--結跏趺坐は直心なり--

「仏は結跏趺坐し身を真っすぐにして坐らねばならぬ
と弟子に教えられた。何故であるか。背を真っすぐに
伸ばした身はそのまま心が正しくなるからである。
その背を直ぐにして坐れば、心が怠ることはないので
ある。端然とした心は正しい心であって、念は一つと
なって余念はなくなるのである。
・・・
明らかに知ることができる、このような結跏趺坐こそが、
三昧の王たる三昧なのだ、」
(「正法眼蔵4」石井訳、三昧王三昧06)


注:三昧王三昧:「大智度論(龍樹)」より出。

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