2007年09月09日

母音語を使う女の幸せ

黒川伊保子1959-
ihoko kurokawa

「日本語はなぜ美しいのか」(7)


<母音語を使う女の幸せ>
「母音語族の日本語、子音語族の世界各国語。この
違いに気づいたとき、私はぞっとしてしまった。
・・・
潜在意識で母音骨格をつかむ私たち日本人は、話し
ているうちに、意識レベルで相手と融合してしまう。
意味的な合意を得られなくても、一定時間話し合えば、
なんとなくわかり合えた気になる。
日本語はそういう特性の言語なのである。「話せば
わかる」とは、いかにも日本人らしい名言だと思う。
・・・
一方、相手の音声の中から、機械音に近い、威嚇(いかく)
効果のある子音だけをつかみとる人たちは、話している
うちに、相手との境界線がしっかり見えてくる。
この境界線を越えるための権利と義務について話し合わ
なければ・・彼らの潜在意識は、そんな風に感じている
はずだ。
境界線を越えるため、子音語族の恋人たちは、「愛している」
ということばを約束事のように交換し合う必要がある。
・・・
私は、馴染んだ女を褒めない日本人の男が好きである。
どっぷり一緒に生きている感があるからだ。
おそらく、母音語を使う女たちは、子音語を使う女
たちより一段と幸せだと思う。違うかしら?」

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