神のごとき働き
荘子bc369-bc286
soushi
「荘子」(48)
<神のごとき働き>
仲尼(ちゅうじ)が山林の中を通り過ぎたとき、
せむしの男がセミをとっているのに出会ったが、
まるでものを拾いとるようであった。
そこで尋ねた、「なにか秘訣があるかい。」と。
「あるよ、5,6ヶ月修行して、丸い玉を2つ
重ねて落とさないようになれば、セミ取りの失敗
もすくなくなる。3つになると、失敗は1割、
5つ重ねて落とさないようになれば、まるでものを
拾いとるようにセミをとることができる。
その時、私は切り株のようであり、腕は枯れ木の
ように静かな状態になっているからセミに覚られる
ことはないのだ。」
孔子は振り返ると門人たちに言った。
「心を集中すれば神のような働きができるという
が、このせむし老人はまさにそれだ。」
soushi
「荘子」(48)
<神のごとき働き>
仲尼(ちゅうじ)が山林の中を通り過ぎたとき、
せむしの男がセミをとっているのに出会ったが、
まるでものを拾いとるようであった。
そこで尋ねた、「なにか秘訣があるかい。」と。
「あるよ、5,6ヶ月修行して、丸い玉を2つ
重ねて落とさないようになれば、セミ取りの失敗
もすくなくなる。3つになると、失敗は1割、
5つ重ねて落とさないようになれば、まるでものを
拾いとるようにセミをとることができる。
その時、私は切り株のようであり、腕は枯れ木の
ように静かな状態になっているからセミに覚られる
ことはないのだ。」
孔子は振り返ると門人たちに言った。
「心を集中すれば神のような働きができるという
が、このせむし老人はまさにそれだ。」