2005年04月05日

公務員という職業

モンテーニュ1533-1592
Michel Eyquem de Montaigne

「エセー」(39)

公務員が税金を自らの欲望のために使い込むという
事件、ニュースが毎日のように流れ、国民の怒りを
かっている。
しかし、公務員というものは、想像以上につらい
仕事なのだ。

モンテーニュは言う、公務に就かなかったのは私の
決心のおかげというよりも、むしろ好運のおかげで
ある、と。

<公務の常識>
「われわれの間では、潔白なだけでは何もできない。
偽装なしでは交渉もできないし、欺瞞なしでは取引
もできない。だから、公務につくことはどう見ても
私の得手ではない。」

<公務の悲劇>
「セイヤヌスの娘は処女であるため、ローマの裁判の
ある規定ではこれを死刑にすることができなかったの
で、法律を通すために、その首を絞める前に獄吏に
汚させた。この獄吏は手ばかりではなく、心までも
国家のために奴隷となった。」


panse280
posted at 20:13

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