2005年03月30日

最も偉大な男性について

モンテーニュ1533-1592
Michel Eyquem de Montaigne

「エセー」(33)


<最も偉大な男性について>
「もしもこれまでに知ったあらゆる男性の中で
誰を選ぶかと聞かれたら、三人の群うぃ抜いて
すぐれた人物がいると思う。

・ホメロス
・アレクサンドロス大王
・エパメイノンダス

<ホメロス>
「彼は盲目で貧乏だった。・・・彼の詩やその他
の学問は少年期にはすでに、成熟した完全な姿に
出来上がっていた・・・古代人が「彼には自分の
前には模倣すべき人がなく、自分のあとにも自分
を模倣しうる人がなかった」と証言した・・・
アリストテレスによると、彼の言葉は運動と行為
をもつ唯一の言葉である。つまり、実質をもつ唯
一の言葉だというのである。
プルタルコスは・・「いつも違った姿を現わし、
新しい魅力の花を咲かせて、けっして読者を倦み
疲れさせない唯一の著者である」


明日<アレクサンドロス大王>の予定


panse280
posted at 20:12

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