2005年02月28日

希望の喪失

山田昌弘1957-
masahiro yamada

「希望格差社会」

「努力は報われない」と感じた人々から「希望」
が消滅していく。将来に希望がもてる人と、将来
に絶望している人の分裂、これが「希望格差社会」
である。

<1998年からすべては始まった>
・中年男性の自殺率が一気に増えた。
・家でまったく勉強しない中高生急増。
・青少年犯罪多発


希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

<1990年代から世界が新しい局面に突入>
日本だけではない、世界が”不安定”(不確実)な
時代に突入した。
成功者の蔭で弱者が社会からはじかれ、その結果、
社会秩序が不安定化する社会の到来。
「暴走する世界」(アンソニー・ギデンス)
--確実性の喪失--
「リキッド・モダニティー(液状化する近代社会)」
(バウマン)
--社会の様々な精度が、まるで液体のようにとらえど
ころのないものになっている---
「不可能な交感」(ボードリヤール)
--不確実性の浸透--

<二つの誤解>
1 雇用の不安定化は、不況のせいである、という誤解
2 フリーターは夢への待機仕事である、という誤解
 (フリーターのパソコン能力は低い、つまりどこへ
  いっても使い物にならない単純労働者となっている)

<未婚者の年収>
高齢になるほど、男子の低所得者と女子の高所得者の
未婚率が高い。

<宗教機能不全>
「宗教意識が薄れ、金持ちの享楽的、自己中心的傾向に
歯止めがかからなくなった。」

<若者に「逆年金」を>
「高齢者に年金があるように、若者にも「逆年金」制度
ができないものだろうか。世代間の助け合いを最も必要
としているのは、若者なのである。これは、自活できる
ようになるまでお金を貸し出し、後で返済させる制度で
ある。」


panse280
posted at 20:37

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字