2004年06月19日

他人に対する態度について

ショーペンハウエル1788-1860
Arthur Schopenhauer

「他人に対する態度について」
(幸福について)

「世の中を渡るには、大いに細心と寛容を持ち
合わせるがよい。
・・・どんなに、劣悪で憐れむべき愚劣な個性
をも、絶対的に排撃するということは許されない。
・・・「こうした変わり者もあるものだ」と思うが
よい。そう思わなければ、相手を侵害して生死
を賭ける戦いを挑むことになる。」

「人に対しては寛大過ぎても、やさし過ぎても
いけない。
借金を断ったために友を失うことはないが、金を
貸せばかえって友を失いやすいとしたものだ。
同様に、少々ぐらいはないがしろにするような
毅然たる行動に出ても、そうそう友を失うもの
ではないが、あまりに親切で気が付き過ぎる
と、相手が傲慢で鼻持ちならなくなるから、
そのために仲違いが生じ、その結果友を
失うことが多い。」

「「人気を得る唯一の手段は動物中の最も愚かな
動物の皮を着ることである」(グラシアン)といって
いるのはもっともである。
知性や分別を見せるのは、すべての人に向かって
間接にその無能と愚純を非難することになるから
だ。かてて加えて下等な人物は、自分と逆の優秀
な人物を見ると、ただでは治まらなくなる。」

「物わかりのよい人が物わかりの悪い人に不快
を感ずるのに比して、物わかりの悪い人には物
わかりのよい人に対する百倍もの嫌悪の情がある。」
(サーディー)

「男の間ではばかで無知な者が、女の間では
醜い人が、一般に人気があり、一般に求められる。」

panse280
posted at 00:53

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